DeNA、継投ノーノーならずも0封勝利 吉野の“脱力投法”で阪神を下す
今季甲子園での最終戦となり、三浦監督らがファンに挨拶した。DeNAは9回無死から安打を許し、プロ野球史上6度目の継投ノーノーこそ逃したが、阪神とのCS“前哨戦”で0封勝利を収めた。
先発の吉野は直球とフォークが冴え渡り、6回無安打無失点、3四死球と快投。4回、死球と失策で1死一、三塁のピンチを迎えたが、佐藤輝をフォークで空振り三振、前川を直球で左飛と冷静に抑えた。29日の練習中、三浦監督から「抑えたい気持ちが強すぎるんじゃないか? 力を抜く勇気、入れるポイントだけしっかりしていこう」と助言を受けた。その言葉が背中を押し、「いつも以上に抜いて、チャンレンジしたらコントロールしやすかった」と感謝した。
7回、8回と救援陣が無安打でつないだが、9回、森原が先頭の近本に左前打を許し、快挙はならなかった。それでも4位・広島と2ゲーム差に広げた。1日は本拠地で広島との直接対決が行われ、最速で2日に3位が確定する。CS進出は目前だ。