「山本由伸、故障からの復活！シーズン最終登板で7勝目、POへの自信得る」

ドジャースの山本由伸がレギュラーシーズン最後の登板で白星を挙げた。現地時間9月28日（日本時間29日）、ロッキーズとのアウェイゲームで先発し、5回71球を投げ、4安打6奪三振2失点でシーズン7勝目をマークした。

立ち上がりで連打と本塁打を浴びて失点したが、復帰後初勝利という結果を残した。この日の登板前には、プレーオフ地区シリーズの先発4投手の1人に選ばれており、山本のパフォーマンスは首脳陣の期待に応えるものとなった。

メジャー公式サイト『MLB.com』も試合後、山本のピッチングを大きく取り上げた。同メディアは、「ドジャースにはもう戦う目的はないが、故障者リストから復帰後4試合目の山本をこの週末も登板させることが最優先事項だった。山本は5回2失点で任務を完遂し、マウンドでのパフォーマンスに合格点を与えた」と評価している。

3回までに2点を失ったものの、その後は落ち着きを取り戻し、鋭い投球を見せた。5回を投げ、6奪三振を記録し、4球種を駆使して投げきった。5回を投げ切ったことで、右肩の故障により中断されたルーキーシーズンを3.00の防御率で終えた。

ロバーツ監督は、「山本にとって素晴らしい調整になった」と述べ、「速球が本当に良かった。キレがあり、制球も良かった。試合が進むにつれ、変化球の精度も上がった」と投球内容を絶賛した。

さらに、同メディアは山本の初出場となるプレーオフについても言及し、「今回の登板で前回よりも長く投げたことにより、次の登板では5回か6回を投げる準備が整った。次回はナショナルリーグ地区シリーズで、山本はこれがポストシーズンデビューとなる」と、大舞台での活躍に期待を込めた。

右肩の故障にも苦しみ、途中戦列を離れたメジャー1年目となったが、レギュラーシーズン中に公式戦復帰を果たし、7勝目も記録した山本。プレーオフでも各チームの強打者を相手に力強いボールでの真っ向勝負が期待される。