木村良平が演じるバンブルビー、『トランスフォーマー/ONE』で大いに語る
『トランスフォーマー/ONE』の最新映像が公開された。この映像では、バンブルビーがこれまでにないほど話す吹き替え版のシーンが披露されている。
ファンスクリーニングでは、終了後のアンケートで満足度100%を記録し、Rotten Tomatoesのオーディエンススコア(一般鑑賞者)も98%と、シリーズ最高の評価を得ている。
映像では、サイバトロン星で労働ロボットとして働くオライオンパックス(後のオプティマスプライム、声:中村悠一)とD-16(後のメガトロン、声:木村昴)が、薄暗い地下空間で謎の黄色いロボット「B-127」(声:木村良平)と出会うシーンが描かれている。B-127は、2人を見つけた途端に大笑いしながら、「はしゃいでごめん、変なヤツだと思ったよね。地下50階に追いやられて仲間がほとんどいなくって…」とマシンガントークで語り続ける。オライオンは困惑しながらも、「ここにきてどれくらいだ?」と質問すると、B-127は「長い時間と永遠の間って感じ」と返し、「オレ、B-127って言うんだ!でもビーって呼んで!」と気さくな笑顔を見せる。
過去の実写シリーズでは、ビーは自らの声を失い、ラジオなどの音声を介して会話するキャラクターだったが、今作では、他の登場人物たちも呆れるほどに喋り倒す、コミカルなキャラクターへと進化している。
新次元リアルCGで刷新されたストーリーとキャラクターが魅力の本作。当初、映画クリエイティブ・チームは、サイバトロン星を舞台にしたオリジン・ストーリーのアイディアを考えていたが、新シリーズの第1作は地球を舞台にすべきだという結論に至っていた。しかし、プロデューサーのディ・ボナヴェンチュラは、オプティマスプライムとメガトロンの出会いに焦点を当てた物語が常に頭の片隅にあったと振り返り、「その思いがあって、2018年に『バンブルビー』を製作しました」と語っている。
結果、ファンに人気のキャラクターが地球に到着するまでの軌跡を描いたこのスピンオフ前日譚は、ファンからも批評家からも大絶賛を受けた。「これで、私たち全員が、『違う種類の映画でもうまくいきそうだ』という可能性の扉を開いたんです。それが『トランスフォーマー/ONE』の製作が勢いをつけ始めたきっかけです」と、誕生の起源を明かしている。
『トランスフォーマー/ONE』は全国で公開中。