「Good Dreams」豪華キャストが登場、下町亀戸を舞台にした感動の物語

映画「Good Dreams」の完成披露試写会に豪華キャストが登場

24日夜、東京・豊洲のユナイテッド・シネマ豊洲で、俳優・渡辺隆二郎（56）が初主演を務めた映画「Good Dreams」の完成披露試写会が開催されました。この試写会には、江東区長の大久保朋果氏、寺坂頼我、松田有咲、そして監督の井上竜太が出席し、舞台あいさつに立りました。

映画「Good Dreams」は、東京都江東区の下町・亀戸を舞台に、売れない役者・りゅうちゃんが人助けのために奔走する笑いと涙の物語です。ある日、りゅうちゃんはなじみの中華料理店の大将から、大将の親戚・リンちゃんを駅まで迎えに行く依頼を受けます。そこで、リンちゃんが光を感じる程度の弱視であることを知り、彼女を気にかけ、手助けを始めます。2人の距離は次第に縮まり、リンちゃんが「花火を見てみたい」という願いを口にしたことをきっかけに、りゅうちゃんは一世一代の大芝居を決意します。

この作品は、亀戸出身で30年間のキャリアを持つ渡辺隆二郎をモデルに制作されました。試写会で渡辺は、「見終わった後、優しい気持ちになって、あの人に会いたいなと誰かの顔が浮かぶような映画になっていると思います」と、感慨深げに語りました。

「Good Dreams」は、東京では珍しいご当地映画として注目を集めています。会場には、江東区の地元住民や映画ファンが多数駆けつけ、盛大な拍手でキャストとスタッフを出迎えました。江東区長の大久保朋果氏も出席し、地域の魅力を映画を通じて発信することへの期待を述べました。

この映画は、地域の温かさと人間ドラマを丁寧に描き、観客の心に深く響く作品となっています。渡辺隆二郎の演技力と、井上竜太監督の手腕が見事に融合し、観る者すべてを感動の渦に巻き込むこと間違いなしの作品です。