LPGA昇格への挑戦!馬場咲希、長野未祈、谷田侑里香の最終戦戦略とは?
今週3日から6日の4日間、米国女子下部ツアー(エプソン・ツアー)のシーズン最終戦が、カリフォルニア州のインディアンウェルズ・ゴルフ・リゾートで開催される。この試合の結果により、来季の米国女子ツアー(LPGAツアー)への昇格が決まる。
ポイントレースの仕組みは、1位から15位までの選手が来季のLPGAツアーに昇格できる。10位(タイ含む)までの選手は『カテゴリー9』、11位から15位(タイ含む)は『カテゴリー15』に属する。カテゴリーが上であれば出場優先順位も高くなるため、出場できる試合数が増える。
現在、日本勢最上位に立つのは18位の馬場咲希。彼女は今年17試合に出場し、最高位は2位で、4度トップ10に入った。累計ポイントは808.603ptで、10位の選手との差は280.272pt、15位の選手との差は100.328ptとなっている。最終戦では通常の試合よりも30%多いポイントが配布されるため、10位以内に入るために最低でも299ptが必要で、15位以内には104ptが必要となる。
最終戦には3人の日本人選手が出場する。馬場以外に、ランキング39位の長野未祈(みのり)と47位の谷田侑里香がいる。長野は大学4年間をオレゴン大で過ごし、今年5月から本格的にツアーに参戦。10試合に出場し、2度3位に入った。現在35位の選手との差は23.333ptで、37位に入れば23.4ptを得られるため、35位の突破は決して難しいことではない。15位との差は391.931ptで、416ptを上積みできる2位以上が必要となる。
谷田は25歳で、高校1年間と大学4年間を米国で過ごし、昨年の2次予選会の結果、今季から下部ツアーに参戦。16試合に出場し、2度トップ10に入った。35位の選手との差は155.754ptで、6位以上に入ることが求められる。15位との差は524.352ptで、予選会を経ずにLPGAツアーに昇格するためには優勝が唯一の条件となる。
この3人は、108人しか出場できない最終戦で、それぞれの目標ラインの突破に向けて全力を尽くす。