【ソフトバンク】大津亮介、男なら真っすぐ!ポストシーズンローテーション入りをかけ4日最終戦で全力投球
ソフトバンクの大津亮介投手(25)が2日、ポストシーズンの先発ローテーション入りに向けて強い意気込みを示した。レギュラーシーズン最終戦の4日ロッテ戦(みずほペイペイドーム)に先発予定で、すでに有原、モイネロ、スチュワートがポストシーズンローテーション入りが確実となっている中、4、5番手の争いに臨む重要な登板となる。
大津は先発転向1年目で6勝7敗、防御率3.02を記録。序盤はローテーションの軸として活躍したが、6月29日の日本ハム戦での勝利を最後に4連敗中。前回9月22日の楽天戦でも5回途中8安打3失点と打ち込まれた。ポストシーズンの先発ローテーション入りを「絶対入りたい」と意気込む大津にとって、レギュラーシーズン最終戦が最後のチャンスとなる。
4日ロッテ戦での先発が決まり、「もうラストなんで。出せるものは出したい。悔いがないように」と語った。今季は中継ぎだった昨季と違い、マウンド上で闘志をむき出しにしてきた。この日は本拠地の投手練習後の取材で気合満々だった。7種の変化球が持ち味の技巧派だが、「変化球頼りとか言われるのは嫌。男なら真っすぐで押す。ストレート勝負という強い意志を持って、その中に変化球を入れて自分のピッチングができたら」と、強気な発言も飛び出した。
すでにチーム勝ち頭の有原、防御率リーグトップのモイネロ、9勝を挙げているスチュワートがポストシーズンローテーション入りが確実で、首脳陣は4、5番手の人選に頭を悩ませている。9月29日の日本ハム戦では、育成出身の前田純がプロ初登板初先発で初勝利を挙げ、日本ハム打線を6回3安打無失点に抑えた。大津と前田純は22年ドラフトの同期で、「これからライバルになる存在ですし、むしろプレッシャーというか。もっとやらないといけない」と刺激を受けている。
前田純の他にも石川やけがからの復帰を目指す松本晴、大関らが残る2枠を狙っている。大津は1軍マウンドで腕試しする機会が与えられ、「もちろん競争は競争ですけど、負ける気はしないです」と、背水の覚悟でマウンドに上がる。