中日ドラゴンズの次期監督候補、和田一浩氏:「ミスタードラゴンズ」の新たな挑戦
2024年シーズンもBクラスに低迷している中日ドラゴンズ。指揮官の立浪和義監督が今季限りでの退任を表明した。チームの立て直しに「ミスタードラゴンズ」でも成功しなかった中、次期監督候補の人選に注目が集まっている。
その中で、一軍打撃コーチとして中日ドラゴンズを支えている和田一浩が注目されている1人だ。和田は県立岐阜商から東北福祉大を経て、社会人野球の神戸製鋼でプレー。1996年のドラフト4位で西武ライオンズに入団し、プロ4年目の2000年から頭角を現した。
2002年には捕手から外野手にコンバートされ、規定打席に到達し、115試合の出場で打率.319をマーク。その後も中心選手として活躍し、2007年オフに中日へFA移籍した。2010年には全144試合の出場で打率.339、37本塁打、93打点、出塁率.437を記録し、最優秀選手(MVP)と最高出塁率、ベストナインを受賞。2015年には通算2000本安打を達成し、同年限りで現役を引退した。
2023年からは中日の一軍打撃コーチに就任。貧打解消に向けた役割が期待されたが、得点力不足が解消されたとは言い難い状況だ。来季も中日に携わるのか否か、難しい判断が求められるかもしれない。