「ウミガメの甲羅に隠された驚きの事実」飼育員が明かす58枚の鱗板とその名前

「ウミガメの甲羅に隠された驚きの事実」飼育員が明かす58枚の鱗板とその名前

三重県紀宝町にある「道の駅紀宝町ウミガメ公園」の公式アカウント(@umigame_kouen)が9月23日、来園者からの質問にX(旧Twitter)で回答し、約5.6万件の「いいね」が集まりました。

質問用紙に書かれた「意外とみんな知らないカメの常識を教えてください」という質問に対して、飼育員は以下のように回答しています。

「カメの甲羅の鱗板には、一枚一枚全てに名前が付いています。アカウミガメの場合、約58枚の鱗が甲羅を覆っています。」

回答の下には、カメのイラストが手書きで描かれ、「椎甲板」「肛甲板」「縁甲板」など、様々な名称の鱗板が記されています。日本ウミガメ協議会の公式サイトによると、カメの甲羅は骨甲板とその上の角質甲板の二重構造になっており、背中側の背甲とお腹側の腹甲からなります。鱗板(角質化した鱗)は甲板を覆い、それぞれ「椎甲板」「肋甲板」「縁甲板」などの名称が付いています。また、カメの甲羅の特徴である亀甲模様を作っています。

この衝撃の豆知識に、多くの反響が寄せられています。

「知らなかった! 全部覚えたい!!」 「考えたら人間の骨も全て名前がついていますね。それだけ重要なパーツということですね」 「初めて知った…」 「飼ってるけど知らなかった」

また、「道の駅紀宝町ウミガメ公園」のXでは、今回の他にも「カエルに似ているカメはいますか」「恐竜とカメはどっちが先に生まれましたか」など、たびたび質問への回答が投稿されています。