アーロン・ジャッジ、大谷翔平との対比で「より価値ある選手」と評価
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とドジャースの大谷翔平投手は、今年のレギュラーシーズンで歴史的な活躍を見せた。米メディア「CBSスポーツ」のデイン・ペリー記者は、両選手の活躍を比較し、ジャッジを「より価値のある選手」と評価した。
ジャッジは158試合出場で打率.322(559打数180安打)、144打点、長打率.701、1.159を記録。2年ぶりに本塁打と打点の2冠を獲得し、米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」算出の「WAR」ではメジャートップの10.8をマークした。
ペリー氏は、大谷が昨年9月に右肘手術を受け、今季は指名打者に専念していたことを指摘。もし大谷が手術から回復して投げていたら、彼が明確な選択肢だったと述べたが、2024年にはジャッジがより価値のある選手だと考えている。
また、ジャッジのOPS+が223で大谷が190だったこと、出塁率でもジャッジが.458で大谷が.390だったことを挙げ、ジャッジがメジャー1位の成績を残していることを強調した。一方、盗塁数では大谷が59、ジャッジが10と差が開いたが、ジャッジの他の攻撃面での優位性は盗塁数で覆すには不十分だと結論付けた。
指名打者として活躍した大谷と、センターの重責を担ったジャッジ。盗塁数以外の部門では圧倒的な成績を残したジャッジを選んだペリー氏の評価は、両選手の活躍をより深く理解する手がかりとなっている。