「ビートルジュース再び」マイケル・キートンの全力怪演とティム・バートン監督の新世界
マイケル・キートンが再びビートルジュースを演じ、ティム・バートン監督の新作「ビートルジュース ビートルジュース」が公開中だ。本作は、前作から35年後の世界を描き、ビートルジュースが“死後の世界”と“人間界”を股にかけて巻き起こすハロウィンの大騒動を描いている。
バートン監督は、ビートルジュースの魅力について、「ビートルジュースにはキャラクターとしての深みや成長があまりありません。彼はそのままで、1作目では描かれなかった点が明らかになりますが、とにかく奇妙なキャラクターです。少し風変りで、彼独自のルールがある。それが好きですね」と語った。
キートンは、ビートルジュースの役作りについて、「どこまでも自由でした。『やりたい放題やるぜ!そうだ、いい考えがあるんだ。うまくいくかどうかわからないけど……』というような感じでした。とにかく全力でやりました」と振り返る。
36年もの間、世界中から愛され続けている前作「ビートルジュース」については、「なんでこんなに人気があるのかいまだにわからないんだよ(笑)。ただ、何千回も言ってきましたが、確実にユニークな作品なんです。この映画の大部分が視覚的なジョークに溢れていて、ティムの純粋な想像力に対して、これほどに人々が好意的な反応を示したのは、とても興味深いです」と自身も驚いていることを告白。
伝説的人気作にカムバックしたキートンは、「すごく緊張しましたし、この選択は私にとっては大きな飛躍でした。『何年も経っているのに、また同じことをやり遂げられるだろうか?』と考えたりもしました。今回は、失敗することはできないというさらに大きなプレッシャーがありましたし、とても緊張していました。リスキーな選択でしたが、うまくいきました」と、プレッシャーを跳ねのけた見事な“怪演”に自信を覗かせた。