「感謝の2ラン」「17番目の選手は未確定」ソフトバンク小久保監督、宮崎視察の率直な評価
ソフトバンクの小久保裕紀監督が宮崎で開催中の「みやざきフェニックス・リーグ」を視察した。バックネット裏のスタンドから試合を鋭い視線で見守った。
試合後、小久保監督は選手たちのパフォーマンスについて次のようにコメントした。
9回に笹川吉康が特大の2ランを放ったことについて、「それがなかったらみんな聞くことなかったやろ。感謝した方がいいですよ」と述べた。
また、CSに向けての選手のアピールについて、「野手は17名でいこうと思っているけど、17番目はまだ決まってないので」と語った。
前日3本塁打を放ったリチャードも2安打を記録したことについて、「昨日もテレビ見てましたけどね。2本目のホームランが(球速)145キロくらいだったらなと思って調べたら138キロだったので評価に値しないという話はしました。自分でも分かっているので。めっちゃ遅かったですと言っていた」と述べた。
短期決戦のCSではラッキーボーイ的な存在が必要だが、「でも、スタメンはちょっとどうですかね。柳田が打つ、打たないは別にして、ずっと試合に出てない中で試合を積み重ねて不安を消していくという作業なので。昨日もあれだけ守って、あれだけ打球が飛んできて。朝起きたら金縛りにあってるんかってくらい筋肉痛だったらしいんですけど、その不安がなくなって(CSに)入ってもらうっていうのが一つのアレなんで。そのためにこっちに来てもらっているので」と説明した。
柳田悠岐の36歳の誕生日について、「36歳の時、おれはフル(全試合)出場している。多分」と述べた。
さらに、「ホークスに帰ってきた年が36歳の年」との指摘に対して、「帰って来た年じゃなくて、秋山さんの初年度。(王貞治)会長が2008年に終わって、2009年にキャプテンをしろって言われてフル出場したのは覚えてます」と語った。
最後に、「じゃあ、そのくらいかな。そのくらいやってほしいですね。(柳田は)絶対にせんて言うやろうけど」と期待を込めた。