「確信の場外弾」ソフトバンク・笹川吉康、CSメンバー入りをアピール!小久保監督の視察下で見せた打撃の力

「確信の場外弾」ソフトバンク・笹川吉康、CSメンバー入りをアピール!小久保監督の視察下で見せた打撃の力

ソフトバンクの笹川吉康外野手(22)が9回1死一塁の場面で右越えの2ランを放ち、バックネット裏で視察していた小久保監督に猛アピールした。笹川は内角の144キロ直球をフルスイングし、打球は右翼芝生席の奥の壁を越える豪快な場外弾となった。

笹川は「気持ちよすぎて余韻に浸っていました。あんまり確信歩きって僕できなくて、結構走る癖がついているんですけど。何か今日止まってましたね」と、はにかみながら振り返った。4年目の今季はプロ1号も放っており、その際も打った直後に全力疾走していた。今回は自らの状態の良さを実感していたため、いつもとは違う姿を見せた。

16日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで「17人目の野手」となる最後の1枠は、現在宮崎で戦っている選手から選ばれる見込みだ。小久保監督も笹川が候補の一人であると認めている。笹川は「ホームランも出たので、アピールして入れたら」と意気込んでいる。

1軍デビューを果たし、ウエスタン・リーグでも打点王を獲得するなど飛躍の1年となった笹川は、「結果を残すしかないんで。一試合一試合、長打もそうですけど、アベレージを特に残せるようにやっていきたいです」と、CSメンバー入りに向けて決意を新たにしている。4年ぶりの日本一への道のりも見据えている。