2004年菊花賞制覇のデルタブルース、蹄葉炎により23歳で逝く
岩田康誠の騎乗で2004年の菊花賞を制したデルタブルースが、蹄葉炎を発症し、8日に亡くなった。同馬を繫養していた「オールド・フレンズ・ジャパン」が9日、X(旧ツイッター)で発表した。23歳だった。
栗東・角居厩舎に所属したデルタブルースは、父がダンスインザダークで、長距離を中心に活躍した。2004年には8番人気で出走した菊花賞を優勝。当時、まだ地方騎手だった岩田康にとって、これがJRA・GⅠ初制覇となった。
2006年秋にはオーストラリアへ遠征し、同国最高峰のGⅠレース・メルボルンCを勝利。同じ角居厩舎のポップロックとのワンツーを決めた。その後、勝利こそなかったが8歳まで現役を続け、引退後は乗馬として過ごしていた。通算成績は32戦6勝(うち海外2戦1勝)。
繫養先のオールド・フレンズ・ジャパンは、「2021年に私たちの仲間に加わったデルタブルースは、その風格から当団体の大黒柱のような存在でした。まだまだ彼との思い出を積み重ねていけると思っていただけに、今回の別れは残念でなりません」とコメントした。