Adobe、クリエイターの著作権を保護する新機能「Adobe Content Authenticity」を発表
Adobeは、クリエイターが作品を保護できるようにするWebアプリケーション「Adobe Content Authenticity」を発表した。このアプリケーションは、コンテンツクレデンシャルの仕組みを利用し、クリエイターが自身のデジタル作品に署名できる無料のWebサービスである。画像、オーディオ、ビデオなどをサポートしており、氏名、Webサイト、SNSアカウントなどの情報を付与可能で、無断使用や誤情報から作品を保護する。複数のコンテンツにまとめて適用することもできる。
さらに、このアプリケーションには「Generative AI Training and Usage Preference」という機能も備えており、クリエイターが自身の作品を他の生成AIモデルの学習に使用されたくないという意思を表明できる。
コンテンツクレデンシャルは、コンテンツがどのように改変されてきたかを確認できる仕組みで、AI生成を使ったフェイク画像などの判別に活用できる。この情報を確認するためのツールとして、Google Chrome向け拡張機能や、Adobe Content Authenticity Webアプリ内の検証ツールが提供される。
無料パブリックベータ版は2024年11月から2025年2月末に提供予定である。