フラム、プレミアリーグのダークホースに!? シウバ監督の攻撃サッカーと"元アーセナル組"の活躍が光る

プレミアリーグは第7節までを終え、順位表にも明暗が刻まれてきた。昨季の“3強”であるマンチェスター・シティ、アーセナル、リヴァプールは依然として強さを保っている。一方、チェルシーは混乱期を脱し、攻撃力を発揮し始めている。しかし、昇格組の3クラブやウルブズ、クリスタル・パレス、エヴァートンなどは、思うように勝ち点を稼げていない。

そんな中、注目すべきはフラムだ。第7節ではマンチェスター・シティに敗れたものの、第6節までの成績は3勝2分1敗と好調。英『Daily Mail』によれば、これはプレミアリーグ創設以来、クラブ史上最高のスタートとなっている。

FWラウール・ヒメネスは3ゴール1アシストと順調に結果を残しており、元アーセナル組の選手たちも活躍している。今季移籍したMFエミール・スミス・ロウは攻撃の中心として存在感を示し、2ゴール1アシストを記録。左サイドからチャンスメイクするアレックス・イウォビ、安定したセーブを見せるGKベルント・レノも好調だ。また、ローン移籍したFWリース・ネルソンもジョーカーとして怖さを見せている。

バックラインの堅調さも重要なポイントだ。『Daily Mail』は「彼らの好調の鍵は攻撃力だが、素晴らしいパフォーマンスの基盤を築いたのはフラムのバック4の堅固さだ」と指摘している。シティ戦前のリーグ戦では、わずか5失点しか喫していなかった。

シティ戦でも、フラムは決してペースを握られたわけではなく、MFアンドレアス・ペレイラが先制点を奪い、11本のシュートを放って王者を脅かしていた。マルコ・シウバ監督のサッカーは常に攻撃を意識しており、エンターテインメント性も高く、見るものを退屈させない。群雄割拠のプレミアリーグだが、今季はフラムがダークホースとなりうるかもしれない。