フラムGKレノ、ドイツ代表招集を自ら辞退 ナーゲルスマン監督の第3キーパー戦略に異論
フラムのGKベルント・レノがドイツ紙『Bild』の取材に応じ、ドイツ代表の招集を辞退していたことを明かした。
11日(現地時間)にボスニア・ヘルツェゴビナ代表、14日にオランダ代表とUEFAネーションズリーグで対戦するドイツ代表では、マヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)が代表引退を表明し、マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)も怪我による長期離脱を強いられていることから、ゴールキーパーの人選が注目点の一つになっていた。
フラムの主将を務め、今季も質の高いパフォーマンスを維持しているレノの招集が有力視されていたが、ユリアン・ナーゲルスマン監督はオリヴァー・バウマン(ホッフェンハイム)、アレクサンダー・ニューベル(シュツットガルト)、ヤニス・ブラスヴィヒ(ザルツブルク)の3人を選んでレノをメンバーから外した。
『Bild』とのインタビューでレノは、ナーゲルスマン監督がメンバー発表の前に招集の意向を伝えていたが、自ら招集を断ったことを明かした。「ユリアンとキーパーコーチのアンドレアスとは電話で話をした。僕らはオープンで正直な関係を築いていて、彼らは『君は代表メンバーに入ることになるだろうけど、出場機会はない』と僕に言った。だから僕はロンドンに残ってトレーニングを続けることを選んだ。僕はもうすぐ32歳になる。新人ではない」
ナーゲルスマン監督は、今回の代表戦2試合ではバウマンとニューベルにそれぞれ先発出場のチャンスを与えること、ブラスヴィヒは彼らの練習相手である第3キーパーとして招集したことを明かしている。当初はレノの招集を考えていたが、試合出場のチャンスがないのであれば行かないと断られたためにブラスヴィヒを呼んだという。