サッカー日本代表、'鬼門'サウジアラビア戦へ挑む…過去の苦悩を払拭し新たな時代を切り開く
サウジアラビア戦に向けて調整する堂安(中央)ら(8日、サウジアラビアのジッダで)。
サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、日本代表(世界ランキング16位)は10日午後9時(日本時間11日午前3時)から、サウジアラビア(同56位)との第3戦に臨む。過去のアウェーのサウジ戦はいずれもジッダで3戦全敗。予選2連勝中と好調な日本は、暑さや独特の雰囲気を乗り越え、「鬼門」を突破できるか。
日本は2006年のアジア杯予選、2017年、2021年のW杯アジア最終予選で対戦し、いずれも0-1で敗れた。2021年10月の試合では、コロナ禍でも5万人超が来場し、後半に日本のパスミスから決勝点を奪われた。その試合に出場していた長友(F東京)は「熱気というか、空気が薄い感じがした。過酷で厳しい」と振り返る。
過去3試合は無得点で、先制点が重要となる中、三笘(ブライトン)は「試合の入り方で(結果が)決まる」と表情を引き締める。9月に続いて3バックを採用した場合、ウィングバックが序盤から前に出て相手を押し込むかがカギとなりそうだ。堂安(フライブルク)は「僕たちの世代で払拭し、(新たな)時代を作っていけたらいい」と意気込む。