バルセロナ急遽加入のシュチェスニー、喫煙習慣を続ける決意「2倍の努力でフィールドに影響なし」

バルセロナ急遽加入のシュチェスニー、喫煙習慣を続ける決意「2倍の努力でフィールドに影響なし」

元ポーランド代表GKのボイチェフ・シュチェスニーが、バルセロナに急遽加入した。これは、ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの長期離脱を受けたものだ。シュチェスニーは1990年4月18日生まれで、現在34歳。アーセナル、ローマ(期限付き移籍)、ユヴェントスなど、名門クラブで活躍し、ポーランド代表の守護神としても長く活躍してきた。

2024-2025シーズン開幕前、ユヴェントスの新監督ティアゴ・モッタに戦力外とみなされ、双方合意のうえで契約を解除。今年8月には自身のInstagramで現役引退を発表したが、10月2日にバルセロナへの加入が決定した。バルセロナは、9月22日のラ・リーガ第6節のビジャレアル戦でテア・シュテーゲンが右膝の膝蓋腱を完全断裂したため、即戦力となるGKの補強を模索していた。

引退を撤回してバルセロナに加入したシュチェスニーは、195cmの体躯を生かしたセービングが魅力だが、過去には度々私生活の喫煙習慣がメディアによってクローズアップされてきた。スペインメディア『Relevo』は、シュチェスニーが『ムンド・デポルティーボ』のインタビューで「それは僕が私生活に関して変えないことの一つだね」と、今後も喫煙習慣を変えないことを明らかにした。

「僕が喫煙することは誰にも関係ない。フィールドにも影響しないと考えているよ。僕はその分2倍の努力をするし、子どもたちにも悪い影響を与えているわけではないんだ」と、シュチェスニーは述べている。

現役選手の喫煙習慣については賛否両論があるが、元バレンシアやスペイン代表のGKサンティアゴ・カニサレス氏は、スペインのラジオ局『カデナ・コペ』の番組『エル・パルティダッソ・デ・コペ』で、「ここで問題なのは、タバコを吸いながら酒を飲むことなのか、それとも不摂生でカリスマ性もなく、サッカーに対する情熱も欲望もなくプレーすることなのか?」と喫煙否定論を疑問視。「大事なのは、情熱を持つこと、才能を持つこと、勝者になること、ドレッシングルームで協調することだ」と自論を語った。