マチャドの走塁から6失点…ドジャースの苦戦とロバーツ監督の評価
1勝1敗の第3戦は、ロサンゼルス・ドジャースが敵地でサンディエゴ・パドレスに敗れ、がけっぷちに立たされた。ロバーツ監督は試合を振り返り、2回の大量失点の場面に触れた。
2回に6失点。まだ序盤とはいえ、ドジャースにとっては痛い「ビッグイニング」だった。
問題となったのは、先頭で中前打を放って出塁したマチャドの走塁だ。続くメリルのゴロを一塁のフリーマンが好捕し、座ったまま二塁へ送球した。しかし、ボールがマチャドの体に当たって左翼へ転がり、オールセーフとなった。記録はフリーマンの悪送球となったが、この場面でマチャドは送球しにくいように走路を通常より内側にとっていた。「あのプレーに対するアピールはできない。ビデオ検証ができないプレーだった」とロバーツ監督。さらに「マニー(マチャド)はアウトにならないように自分で走路を作り出した。頭脳的なプレーだった」とマチャドのプレーを評価した。
しかし、その後のミスが重なった。無死一・三塁の場面で、遊撃のロハスが正面の併殺コースのゴロを判断ミスからアウトを取れず、同点とされた。その後、長打、内野安打、犠飛、本塁打などで計6点を失った。
「取るべきアウトが取れず、ストレスの溜まるイニングだった。ウォーカー(ビューラー)は冷静さを保ちながら、その他の回をゼロに抑えて一定のイニングを投げてくれた」と、5回を投げ切った先発右腕をねぎらった。
明日9日(日本時間10日)の第4戦はブルペンデー。ドジャースは一丸となって、リーグ優勝決定シリーズ進出へ望みをつなぐ。