ドジャースの地区シリーズ苦戦、守備のミスが敗因に 悲惨な2回で自ら掘った穴から抜け出せず
ドジャースは8日(日本時間9日)、敵地で行われたパドレスとの地区シリーズ第3戦で5-6で敗れ、通算成績を1勝2敗とした。試合は初回、ムーキー・ベッツ外野手の本塁打で先制したものの、2回に守備のミスが重なり6失点し、試合の流れを失った。
1点リードの2回、先頭のマチャドに中前打を許し、続くメリルの打球は一塁手のフリーマンが好捕した。しかし、二塁への送球が走者のマチャドに当たって、無死一、三塁のピンチが広がった。続くボガーツの打球は遊撃手のロハスがキャッチ。併殺かと思われたが、二塁ベースを踏みに行ったロハスは一塁走者のメリルに及ばず、さらに一塁への送球もセーフとなる野選。その後、適時打と犠飛で失点し、タティスJr.に豪快な3ランを浴びて6点を失った。
3回には大谷翔平投手の中前打などで1死満塁のチャンスを作り、4番のテオスカー・ヘルナンデス外野手が中越えのグランドスラムを放って1点差に追い上げた。しかし、その後はパドレス投手陣の継投に沈黙。大谷も4打数1安打2三振と振るわず、最後はイニングまたぎとなったパドレス守護神スアレスに抑え込まれ、後がなくなった。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は自身のX(旧ツイッター)で、「ドジャースは5-6で負け、ナ・リーグ地区シリーズ1勝2敗となり、敗退の瀬戸際にいる」とつづり、「彼らは悲惨な守備の2回に自ら掘った穴を抜け出すことができなかった」と敗因に言及。厳しい見解を示した。