パドレス、ドジャース戦で逆転勝利!マチャドの大胆走塁が勝機を呼び込み、本拠地観衆を沸かせる

パドレス、ドジャース戦で逆転勝利!マチャドの大胆走塁が勝機を呼び込み、本拠地観衆を沸かせる

パドレスがドジャースに6-5で勝利し、ナ・リーグ地区シリーズの第3戦を制した。試合は8日(日本時間9日)にペトコパークで行われ、20年目の開場記念となる4万7744人の観衆が詰めかけ、異様な雰囲気の中で行われた。

試合は、パドレスのマチャドの過激な走塁が流れを決定づけた。0-1と1点を追う2回無死一塁の場面で、5番メリルの一ゴロの際、一塁走者マチャドは併殺崩しを狙い、遊撃ロハスが構える内野側へ走路を変えた。マチャドは「瞬間的に、投げるのを難しくするためだけだった」と説明。芝生部分に足が入るギリギリのコースで、右足首痛でステップの踏み替えができなかったロハスは、二塁へ投げた一塁フリーマンの送球がマチャドの背中に当たり、無死一、三塁の好機が広がった。審判団からの指摘もなく、記録上は「一塁手の悪送球」と判定され、プレーは続行された。その後、野選、適時打、犠飛と続き、最後はタティスの2ランで一挙6点を挙げて逆転。本拠地の空気が一変した。

タティスは今シリーズ3発を放ち、マチャドの走塁について「彼は球界で最も野球IQの高い選手だからね」と笑顔で振り返った。シルト監督も「彼は本当にいい野球選手」と、批判的な声を打ち消すかのように述べた。3回には1点差まで詰め寄られたものの、完璧な継投で逃げ切り勝ち。ドジャース相手に3勝1敗で勝ち抜いた22年と同じパターンで王手をかけた。試合展開、雰囲気ともに、パドレスの優位は揺るがない。「本拠地の観衆はとてつもなく大きいね」と、シルト監督は自信たっぷりに語った。