【パドレス】マチャドのヒール化とドジャースとの緊張:ボール投げつけ騒動と一塁妨害が物議
パドレスは8日(日本時間9日)に本拠地ペトコ・パークで行われたドジャース戦に6-5で逆転勝ちを収め、2連勝を飾り、地区シリーズ突破に王手をかけた。
試合は初回に1点を先制されたが、2回の攻撃で相手内野守備の野選で同点に追いつき、ペラルタの適時二塁打で2点を勝ち越し、ヒガシオカの中犠飛で1点を追加。さらにタティスの左翼席への特大2ランで一挙6点を挙げた。直後の3回にTヘルナンデスに満塁本塁打を浴びて1点差とされたが、その後は投手陣が無失点でしのいだ。
今シリーズは両陣営の因縁が深まり、険悪ムードに包まれている。6日(同7日)の第2戦では、ドジャースファンが物を投げ入れて試合が一時中断。選手同士でも「小競り合い」が起きていた。
特にマミー・マチャド内野手(32)による「ボール投げ込み問題」が米メディアでクローズアップされた。三塁手のマチャドがイニング間のボール回しを終えた後、ドジャースベンチの方へ投げつけたことに対して、ベンチ内にいたTヘルナンデスが即座に物言いをつけ、ロバーツ監督も「故意に私に投げたなら非常に失礼だ」と批判した。
また、マチャドは2回の攻撃で一塁から二塁に進む際、走路の内側を走って相手一塁手からの送球を「妨害」したとして物議を醸した。さらに8回の攻撃中には一塁側のベンチ内で立ち上がり、白い歯をむき出しにしながら激しい口調とジェスチャーを交え、三塁側のドジャースベンチに向かって大声を発していた。
ドジャースファンからは一連の応酬ですっかりヒールと化しており、SNSでは「好きになれない」「こんなこと許されるのか」など辛らつな声が並ぶが、「野球は難しい」「勝つのは1%でも勝つ確率を上げにいくプレーができるチーム」など称賛する声もある。9日(同10日)の第4戦の結末は注目される。