純烈・酒井一圭、北島三郎との絆と新たな挑戦:明治座新春公演への意気込み

純烈・酒井一圭、北島三郎との絆と新たな挑戦:明治座新春公演への意気込み

歌謡コーラスグループの純烈(酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太、岩永洋昭)が、2025年1月7日から始まる『明治座新春純烈公演』に先立ち、7日に都内で合同取材に応じた。リーダーの酒井が、北島三郎の存在が活動のモチベーションになっていると語った。

酒井は、新たなチャレンジをする原動力について聞かれ、「肉体が使い物にならなくなるまで、寄生虫みたいにこの体を利用して、いけるところまでいったろ、という感覚が昔からある」と述べた。さらに、「そんな時に北島三郎、吉幾三、前川清さんといった先輩に会うと、“似ている人いるやん”って安心する。究極的には、自分は自分のためにやってると思います」と打ち明けた。

酒井は、「もちろん、喜んでいただきたいという思いでやるけど、今も明治座の舞台に立てているのが不思議で、やらなきゃという不安になる時もある。そんな時に北島三郎さんを見ると、あれだけ小柄でやりきった人がいるんだと、モチベーションにつながる」と語った。

また、北島三郎とのエピソードも紹介した。「たまたまこの間、北島さんのお誕生日で、事務所でお花を贈らせていただいた。そしたら息子さんからお礼の電話があって、『ちょっと待って』って言ってから、北島三郎さんが出てきたんすよ。『ありがとうな、純烈。頑張れよ、また会おうな』って言ってくれた。あそこまでやりきった先輩たちのバトンを感じるので、次の人にバトンを渡すまでは頑張ろうと思いますね」と述べた。

純烈にとって明治座での座長公演は3回目。来年3月末に卒業を控える岩永を含めた4人体制では最後の座長公演となる。公演は芝居とコンサートの2部構成で、「俺たちはダディじゃねえ!」と題した芝居は1950年代のアメリカを舞台にした書き下ろしコメディー。白川が花形パイロットのポール、酒井は大リーガーのロック、岩永はコメディー俳優のリッキー、後上が謎の男・ウォルターを演じる。2部のコンサートでは、おなじみのヒット曲から最新曲まで幅広い楽曲を劇場版特別演出で披露する。