演歌の女王・八代亜紀さんを讃える一周忌追悼コンサート、12月4日に開催

演歌の女王・八代亜紀さんを讃える一周忌追悼コンサート、12月4日に開催

演歌の女王と呼ばれ、昨年12月30日に73歳で亡くなった八代亜紀さんの一周忌追悼コンサートが、12月4日に東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYAで開催されることが明らかになった。

コンサートのタイトルは「八代亜紀一周忌追悼コンサート~オーケストラで蘇る 感動の歌~」で、五木ひろし、由紀さおり、川中美幸、コロッケ、青山新が出演する。40人編成のオーケストラの生演奏で、八代さんの名曲などを披露する。

八代さんは、急速進行性間質性肺炎のため昨年12月30日に亡くなった。ハスキーボイスの圧倒的な歌唱力で、「雨の慕情」や「舟唄」「なみだ恋」「おんな港町」など数々のヒット曲を残した。演歌だけでなく、ジャズやブルースも歌い、昭和、平成、令和と第一線で活躍した。

五木ひろしは、「早いもので八代さんが亡くなって一年が過ぎようとしております。今でもまだ自分の中では信じられない、そんな思いが強いです」とコメントを寄せた。コンサートでは、当時の自身のヒット曲「よこはまたそがれ」も、オーケストラの演奏で披露する。「歌仲間としてとても長い付き合いでした。あらためて心から感謝の気持ちを述べたいと思います」と述べた。

同じ熊本県出身で親交が深かったコロッケは、ものまねではなく、八代の曲を真剣に歌唱するという。「これからはいろんな形で八代さんの歌を伝えていきたいと思っています。自分も熊本のために頑張っていきたいと思いますので、天国から見ていてください」とコメントした。

由紀さおりは、八代さんも愛したジャズナンバーを披露し、川中美幸は「愛の終着駅」を、青山新は「ともしび」を熱唱する。

コンサートでは、八代さんが生前にレコーディングした歌声に合わせて、オーケストラが生演奏するコーナーや、大型スクリーンに秘蔵写真や画家としての創作活動の様子なども映し出される。最後は出演者と会場の観客とで「雨の慕情」を大合唱する予定だ。

コンサートは1回公演で、午後3時に開演する。