ペライチリンク請求: 即時決済と販売機会損失防止の新サービス
ペライチは、エンドユーザーが商品やサービスをその場で登録し、専用の決済リンクを発行できる新しい決済サービス「ペライチリンク請求」の提供を開始した。
「ペライチリンク請求」は、展示会やマルシェ、オーダーメイド商品の決済など、さまざまな場面で活用できるサービスだ。エンドユーザーが商品やサービスを購入するシーンやパターンに合わせて、その場で商品を設定し、URLや二次元バーコードなどの決済リンクを発行できる。これにより、カートを経由することなく即時請求や直接決済が可能になる。
具体的な利用方法は以下の通りである。
- 対面販売・対面サービスでの即時請求:展示会やマルシェでの直接販売や、占い・鑑定などの対面サービスの際、その場で決済リンク(URL、二次元バーコード)を発行し、決済できる。オーダーメイドの商品にも対応可能。
- 月謝や定期購入代金の回収:教室や会員制サロンなどの月謝を回収する際、作成したURLをメールやSNSで送ることで、集金が容易になる。対面であれば二次元バーコードを介してその場で送金も可能。
- リアルタイムでの購入促進:ウェビナーなどのライブ配信中にSNSやチャット機能を用いてユーザーにリンクを送ることで、リアルタイムの購入を促せる。
- 請求書発行の短縮化:紙の請求書を発行・郵送している場合、電子請求書に切り替えて決済用URLと一緒に送る運用に変更することで、請求書発行および集金業務の短縮化を図れる。
さらに、「ペライチリンク請求」はカート落ち防止や販売機会損失防止にも貢献する。通常のネットショップ型決済では、ユーザーがカートに入れた商品を購入せずに離脱する「カート落ち」が発生することが多い。米国Baymard Institute社の調査によると、ECサイトにおけるカート落ちの平均値は69.57%で、約7割がカートに入れた商品を購入していない。しかし、「ペライチリンク請求」では、販売主が作成した専用リンクから直接決済画面に遷移するため、カート落ちを防ぐことができる。また、販売シーンやユーザーのニーズに合わせて、セット売り、送料や値引きの有無などをその場で調整できるため、販売機会損失の防止にもつながる。