UFC平良達郎、ランキング1位ロイバルとの激戦に挑む!来年はタイトル戦へ?

UFC平良達郎、ランキング1位ロイバルとの激戦に挑む!来年はタイトル戦へ?

UFCフライ級5位の平良達郎(24歳、THE BLACKBELT JAPAN)が、12日(日本時間13日)に米ネバダ州ラスベガスで開催されるUFCファイトナイト244大会のメインイベントで、同級1位のブランドン・ロイバル(32歳、米国)と対戦する。この試合の勝者は来年のUFC王座挑戦権を手にする可能性が高い。

9日(日本時間10日)にはメディアデーに出席し、日刊スポーツのインタビューにも応じた。平良は前回の試合と同様、決戦地入りの前にデンバーで4週間調整した。前回より早く入ったことで、米国のスタイルやロイバルの長身に対応するための準備を十分に整えたという。

平良は現在、日本人初のUFC6連勝中(プロデビュー16連勝中)で、フライ級ランキング5位にランクインしている。順調な成績に満足しつつも、苦しい場面や敗北を想像しながら日々練習に励んでいると語った。

「最初からUFC王者になるためにここに来た。6連勝してランキング5位になれた。自分の性格的に苦しい場面や負けることも想像してしまうので、そうならないように毎日、必死に対戦相手に勝てるのかなと想像しながら過ごしています」と平良は語った。

また、応援してくれる人々の声に応えたいという思いもモチベーションになっていると述べた。「応援してくれる人が増えてきたこともモチベーションになります。支えてくれる人たちの声に応えたい。最初は『日本代表』という言葉がおこがましい感じでしたが、今は日本を代表してやっている気持ちがある」と語った。

ロイバル戦については、「勝てば来年は99%、タイトル戦かなと思っている。まずは目の前の試合に集中したい。この試合で平良達郎が強いなと、UFCの人たち、米国の人たち、日本のファンのみなさんに再認識してもらいたい」と意気込んだ。

ロイバルの印象については、「ロイバル選手とはトレーニングしたこともあります。試合を見ていてもアグレッシブで良いハートを持っています。その分、穴もある選手。ロイバル選手もデンバーで練習しているが、ジムは違うので基本は交わらない。以前、グラップリングの練習で会ったことがある。その時は強いなという印象がありました。試合のようなアグレッシブな印象で、柔らかいけれど、止まっている時間がないな、という印象です」と語った。

最後に、勝ち方についても言及した。「はっきりと明確に勝ちたいです。前回が(相手選手の)ケガでドクターストップだったので。パウンドアウト、サブミッションも狙います。打撃でもフィニッシュを狙っています。いろいろな角度から攻めて攻めて、どこかで僕が倒しているのではないかと思っています」と力強く語った。