【UFC】元ストロー級女王カーラ・エスパルザ、子供を抱いて15年間の旅路に幕:「ベストと戦った、UFCへの感謝」

【UFC】元ストロー級女王カーラ・エスパルザ、子供を抱いて15年間の旅路に幕:「ベストと戦った、UFCへの感謝」

2024年10月5日(日本時間6日)、米国ソルトレイクシティのデルタセンターで『UFC 307: Pereira vs. Rountree』が開催され、元UFC世界女子ストロー級王者のカーラ・エスパルザ(米国)がティーシャ・ペニントン(米国)と対戦し、試合後、引退を表明した。

試合は女子ストロー級で5分3Rで行われ、ティーシャ・ペニントンが3-0の判定勝ちを収めた。エスパルザの戦績は19勝8敗(UFC10勝6敗)で、試合後、オープンフィンガーグローブをマットに置き、引退を表明した。

カーラ・エスパルザは2010年にプロMMAデビューし、Invicta FCでストロー級王座を獲得後、2014年に「TUF20初代女子ストロー級王座決定トーナメント」決勝でローズ・ナマユナスを破り優勝。初防衛戦でヨアンナ・イェンジェイチックに敗れて王座を失ったが、その後3勝3敗と厳しい時期を経て、2019年から5連勝。2022年5月、『UFC 274』で王者ナマユナスに挑戦し、2-1の5R判定勝ちで王座を再獲得した。

2022年11月、『UFC 281』でストロー級2位の挑戦者ジャン・ウェイリーと対戦し、リアネイキドチョークで2R一本負け。王座から陥落した。2023年に妊娠・出産に伴い休業し、今回の試合で引退を決めた。36歳のエスパルザは、試合後、着ぐるみの子供を抱きながら「私が勝ったと思ったけどジャッジに委ねるべきじゃなかった。テーシャと戦えてよかった。この15年間はいい旅路でした。ベストを相手に戦い、一番いい競技、ファン、家族、UFCスタッフ、そしてコリン・オーヤマ、マネージャー、みんなありがとう」と語り、涙でオープンフィンガーグローブをマットに置いた。

ティーシャ・ペニントンは、コメインで初防衛戦に臨むパートナーのラケル・ペニントンと同日参戦。エスパルザと同じく2023年に娘を出産し、2024年5月の復帰戦で、元SEI☆ZAのタバタ・ヒッチにスプリット判定負けを喫した。35歳のペニントンは、試合でエスパルザを下し、勝利を収めた。