「絶望のドライブショット」鈴木彩艶、カリアリ戦で見せたスーパーゴールに悔しの声
日本代表のGK鈴木彩艶が所属するパルマは、セリエA第6節で最下位のカリアリとホームで対戦し、2-3で敗れた(日本時間10月1日)。鈴木は出場停止明けの2試合連続スタメン出場を果たした。
試合は1-1の同点で迎えた75分、パルマの自陣でのパスミスからカリアリに攻撃の機会が生まれた。MFミシェル・アドポの突破を防げず、ボックス手前までボールを運ばれたカリアリは、中央への横パスを繋いだ。MFラズヴァン・マリンが左足でボールをコントロールし、右足でシュートを放った。ボールは美しい弧を描いてドライブ気味にゴールの右隅へと向かい、鈴木が横っ飛びでセーブを試みたが、ボールに触ることができず、ネットを揺らした。
このスーパーゴールに、鈴木は悔しがりながら「くそっ!」と叫び、両手を叩いた。実況の八塚浩氏は「うまい! やや浮かせ気味に、そして落ちたボール」と伝えた。SNS上では、「これはザイオンもノーチャンスだわ」「彩艶も流石に止められないシュート」「なかなか難しいコースだった」「ノーチャンスという言葉が嫌いな彩艶には申し訳ないけど、GKとしてはあれはノーチャンスだわ」「シュート上手すぎだろ」といったコメントが寄せられ、マリンのシュートを称えつつ、鈴木を擁護する声も多かった。
試合は終盤にパルマが同点に追いついたが、直後にカリアリが3点目を奪い、試合は3-2でカリアリの勝利に終わった。開幕5試合で1ゴールしか挙げられていなかったカリアリに対して、パルマは3失点を喫し、痛恨の敗戦を喫した。