「バク宙」解禁のフィギュア界、アダム・シャオの危険な転倒に海外から悲鳴「お願い、やめて」
今季から解禁となる“バク宙”について、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズは、現地18日の第1戦スケートアメリカ(米テキサス州)から始まる。国際スケート連盟(ISU)は6月の総会で「バックフリップ」の解禁を発表し、公式サイトでも「2024-25年シーズンからはバク宙をした選手は、もうペナルティーを受けることはない」と説明している。
この解禁により、注目を集めているのがアダム・シャオ・イム・ファ(フランス)だ。3月の世界選手権男子フリーでは、両手の反動を使い、後ろ向きに宙返りして着氷。当時は禁止技のため2点の減点があったが、覚悟の上で演技を行い、話題となった。
今季は堂々と演技に組み込めるため、多くの注目を集めている。しかし、米国の有名フィギュアスケート記者ジャッキー・ウォン氏は自身のX(旧ツイッター)で「アダム・シャオがバックフリップを禁止すべき理由を示している。典型的なバックフリップだけではなくだ」と投稿している。
この投稿の意図は明確ではないが、アダム・シャオは9日、自身のTikTokに1本の動画を公開した。リンク上にマットを置き、やや横向きに入る形のバックフリップの練習の様子が映っているが、踏み切りが良くなかったのか、回転しながら頭から落ちる勢いで転倒していた。
動画には海外ファンから「オーマイガー!!! お願いだから怪我に気を付けて」「シーズン前に怪我しないでね」「お願いだからやめて」「痛いのが分かるわ」「アダム、何してるの」「心臓止まるかと思ったわ」といった心配の声が寄せられている。