サム・メンデス監督、再び「007」シリーズへの参加は望み薄、新ドラマシリーズに注力
サム・メンデス監督は、2012年の「007 スカイフォール」と2015年の「007 スペクター」を手がけたが、再び同シリーズの監督を務める可能性は低いと語った。メンデス監督はInverseのインタビューで、「製作陣は大きな実績のある人を求めていない。おそらく『007』作品を足がかりにするような、キャリアが浅く、スタジオがコントロールしやすい、もう少し融通のきく人を求めている」と述べた。
メンデス監督は、「絶対にないとは言わないが、どうだろう。古い習慣から解放された気がする」と語り、「より大きなスケールで考えるようになった。脳のさまざまな部分を使うようになった。エネルギーが必要だ」と変化を明かした。
また、監督としての経験について、「自分が発案者であり、現場にいる人間であることに慣れている。過去に2度その役を演じたことがあり、自分よりもその役を知っている俳優や、自分よりもその世界を知っている人たちがいる。それは、監督として自分を置くにはとても奇妙な場所だった」と振り返った。
メンデス監督は現在、米HBOの新ドラマシリーズ「ザ・フランチャイズ」の監督・脚本・原案・制作総指揮を務めている。この作品は、スーパーヒーロー映画の制作の舞台裏を風刺したコメディで、U-NEXTで独占配信中だ。