チェコのアニメーション巨匠カレル・ゼマン、K's cinemaで12作品の特集上映

チェコのアニメーション巨匠カレル・ゼマン、K's cinemaで12作品の特集上映

チェコ出身のアニメーション監督カレル・ゼマンの特集上映「チェコ・ファンタジー・ゼマン!2024」が、11月16日から29日にかけて東京・K’s cinemaで開催される。

ゼマンは、切り紙アニメや人形アニメ、実写とアニメの合成など、さまざまなスタイルを駆使して作品を生み出してきた。その作品群はスティーヴン・スピルバーグ、宮崎駿、ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソンなど多くの映画監督に影響を与えた。

本特集では、ゼマンの初期から晩年にわたる長編10本と短編2本がスクリーンにかけられる。ラインナップには、SF作家ジュール・ヴェルヌの作品を基にした「悪魔の発明」「盗まれた飛行船」「彗星に乗って」、ファンタジー大作「ほら男爵の冒険(1961年)」などが含まれる。また、1945年にゼマンが手がけた第1作「クリスマスの夢」や、社会風刺を込めたサイレント喜劇風の短編「プロコウク氏 映画制作の巻」も上映される予定だ。

チケットは、一般が1600円、学生が1400円、シニアが1200円。特別鑑賞券として、数量限定で3600円の3回券も販売される。上映スケジュールなどの詳細は、劇場の公式サイトで確認を。

□ 上映作品

  • 鳥の島の財宝
  • 前世紀探検
  • 悪魔の発明
  • ほら男爵の冒険(1961年)
  • 狂気のクロニクル
  • 盗まれた飛行船
  • 彗星に乗って
  • シンドバッドの冒険
  • クラバート
  • クリスマスの夢
  • ホンジークとマジェンカ
  • プロコウク氏 映画制作の巻