「男の浮気と彼女の偏見」ギリシャ旅行で浮上した2組のカップルの真実〈『さよならプロポーズ』第3話〉
2024年9月19日からABEMAで配信されている結婚決断リアリティ番組『さよならプロポーズvia ギリシャ』では、長く付き合っているが結婚に踏み切れていない2組のカップルが、7日間のギリシャ旅行を通じて結婚するか別れるかを決断しなければならない。
旅の3日目を過ごした第3話では、アオイとモナ、シュウヘイとカホの2組のカップルが抱える「問題の核」が追求された。
アオイとモナは愛情表現や時間の使い方に関する価値観にズレがあり、ケンカや話し合いのスタンスも異なる。モナは感情表現が豊かで、自分の気持ちに正直だが、アオイは感情を抑え、冷静に対処しようとする。そのため、半年間も互いの溝を埋めることができなかった。
しかし、今回の旅ではアオイが粘り強く話し合いに臨み、モナがトイレに閉じこもった際も、彼女を一人にせず、泣きながら出てきたモナを強く抱きしめた。モナは、ケンカの時に男性に追いかけてきてほしいと願っているタイプで、アオイの優しさに心が開いた。モナは自分の「弱さ」に向き合い、アオイもモナの感情に寄り添うことができた。
ディナー中には、モナが穏やかな表情で自分の気持ちをアオイに伝えた。2人の空気は初日よりもぐっと良くなり、自然体で話すことができるようになった。翌日も、アオイが旅先でジムに行くのを笑顔で送り出し、ギリシャ人との交流デートも2人に新鮮な価値観をもたらした。
一方、シュウヘイとカホは、観光を楽しむ一方で、お互いの問題の核心には迫れていない。シュウヘイは「なんでも話し合える夫婦になりたい」と理想を語るが、現状ではまだ話し合える関係にはなっていない。2人は育った環境が異なるため、生活や結婚、家族に関する価値観も一致していない。
シュウヘイが指摘したのは、カホの「男性への偏見」についてだった。カホは浮気へのトラウマがあり、ネガティブな思い込みを持ってしまうことがある。しかし、シュウヘイが話し合いたかったのは、カホの思い込みが激しい部分についてだった。結局、結婚観からは論点がズレてしまい、MC陣からも心配の声が上がった。
カホにとって、浮気は大きなトラウマであり、傷ついた経験から受け身を取るのも自然なことだ。シュウヘイも「自分は浮気しないから安心してほしい」と寄り添うべきだったかもしれない。2人は話し合いの姿勢が冷静で口ぶりも穏やかだが、結婚すれば取り繕いようのない問題も起きるだろう。傷つくことや疲れることを避けていては、話し合いは進まない。
ギリシャに来てからも、シュウヘイとカホはまだ一歩を踏み出せていない。環境を変えてみても、自分たちの行動を変えることができなければ、本質は変わらない。
第四話の予告によれば、シュウヘイの「曖昧な口ぶり」にはまだ何か理由があるらしい。シュウヘイは自分の弱みをさらけ出し、カホとの仲を深めることができるのか……?