「もしも」自然がSFの美学と融合したら…ヨシロットンの初個展が霧島で開催

アーティストのヨシロットンは、雄大な自然とSF的な美学を融合させ、異なる事象が共存する独特の世界観を構築している。その初の個展が、鹿児島県霧島アートの森で開催されている。

この個展では、ヨシロットンの創造性の源である鹿児島の自然をモチーフに、展示空間全体を使った巨大なインスタレーションを展開。山や河川などの有機的な造形物を、光を視覚化する滑らかで金属的な質感で表現し、可視領域外の世界を想像させる光景を創出している。さらに、映像、プリント、アルミニウム、モニター、岩石、屋久杉など、多様なメディウムを使用した作品が展示されている。

2018年に東京で開催された個展「FUTURE NATURE」では、自然とデジタル、宇宙、そして光への関心をコンセプトに、山や河川などの有機的な造形物を光を視覚化する質感で表現し、未知の世界を表現した。今回の個展も、自然風景が未知なる光に照らされたときの新たな視座を提供する展覧会となっている。

会場：鹿児島県霧島アートの森（アートホール） 会期：2024年10月8日（火）～11月24日（日）、月曜日休園（祝日の場合翌日休園） 開園時間：9:00～17:00（入園は閉園30分前まで） 観覧料：一般 ¥1,000、高大生 ¥700、小中生 ¥500 https://www.open-air-museum.org/