Winkのヒット曲ベスト5：「ウインクの日」にちなんで

10月11日は「ウインクの日」として制定されています。この日は、10月10日の数字を90度倒すと両目に見えることから、10月11日の数字を90度倒すと片目をつぶった“ウインク”状態に見えることに由来しています。これを機に、アイドル・デュオのWinkの歴代シングルセールス上位5位を紹介します。

Winkは1988年に、アイドルグラビア雑誌のミスコンテストに入賞した鈴木早智子と相田翔子によって結成されました。同年4月にイギリスのルベッツのヒット曲をカヴァーした「Sugar Baby Love」でデビューし、80年代後半のアイドルの“冬の時代”を乗り越え、90年代前半にかけてヒット曲を連発しました。

Winkのシングルで最もセールスを記録したのは、1988年リリースの3rdシングル「愛が止まらない ～Turn it into love～」です。この曲はストック・エイトキン・ウォーターマンのプロデュースによるカイリー・ミノーグのカヴァーで、南野陽子主演ドラマ『追いかけたいの！』の主題歌に起用されました。Winkに初のチャート1位をもたらし、ドラマ終了後もロングセールスを記録しました。

2位は1989年リリースの5thシングル「淋しい熱帯魚」です。この曲の振り付けが“大魔神ポーズ”として話題になり、2週連続1位を獲得。全日本有線放送大賞年間グランプリと日本レコード大賞で大賞を受賞し、『NHK紅白歌合戦』初出場を果たしました。Winkの感情を表に出さないイメージを決定づけた曲となり、のちにCMソングなどで替え歌やパロディにも用いられました。

3位は1989年発表の4thシングル「涙をみせないで ～Boys Don’t Cry～」です。これは旧ユーゴスラヴィアのグループ“ムーラン・ルージュ”のカヴァーで、前作「愛が止まらない ～Turn it into love～」の勢いを受けて3週連続1位を記録しました。「Sick-Sick-Sick-」のフレーズが印象的です。

4位は1989年リリースの6thシングル「One Night In Heaven ～真夜中のエンジェル～」です。この曲はスコットランド出身のスティーヴ・リローニと、ローウェン＆ナヴァロのメンバーで、レッド・ホット・チリ・ペッパーズで活動したデイヴ・ナヴァロのいとこであるダン・ナヴァーロが作曲し、松本隆が詞を乗せたオリジナル曲です。2週連続1位を記録しています。

5位には1993年にリリースされた19thシングル「咲き誇れ愛しさよ」がランクインしました。作詞は大黒摩季、作曲は織田哲郎、編曲は葉山たけしという当時のヒット・コンビが手がけ、資生堂「プルミエ」のCMソングにも起用されました。最高位は9位でしたが、12週連続で100位内にランクインしています。

トップ5には含まれませんでしたが、「Sexy Music」「夜にはぐれて ～Where Were You Last Night～」「ニュー・ムーンに逢いましょう」「きっと熱いくちびる ～リメイン～」「真夏のトレモロ」「トゥインクル トゥインクル」など、Winkは1996年3月末の活動停止まで、多くのヒット曲を生み出しました。この「ウインクの日」を機に、Winkの楽曲を聴いてみてはいかがでしょうか。