新庄監督の去就が注目、CSファーストSで日本ハムとロッテが激突 球界OBが語る決断のポイント

新庄監督の去就が注目、CSファーストSで日本ハムとロッテが激突 球界OBが語る決断のポイント

CSファーストシリーズは12日からスタートする。パ・リーグでは2位の日本ハムが本拠地エスコンフィールドで初の開催となり、3位のロッテと対戦する。

日本ハムの新庄剛志監督は、PSの戦い方次第で去就を決める意向を明言している。新庄監督は就任3年目で、今季は2年連続最下位から2位に躍進。清宮幸太郎、郡司裕也、水野達稀、水谷ら多くの若手選手を育て上げた手腕も評価されている。

新庄監督の去就については、球界内から様々な考察が寄せられている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍し、引退後は日本代表コーチも務めた高木豊氏は、自身のYouTubeチャンネルで新庄監督の去就問題について独自の見解を語っている。

高木氏は、新庄監督がシーズン最終戦で「日本一になったら辞めますよ」「悔しかったらやると思います」と話していたことを明かし、「新庄剛志はかっこ良くなくちゃいけない」「彼の野球は見ていて楽しい」と、新庄野球の継続を望む声を上げた。また、「理想は阪神を破って日本一だよ」と、日本シリーズで岡田阪神と対戦し、日本一になれば勇退という道筋を示唆した。

新庄監督の取り組みは、選手に「心に訴えかけるな 心が弱いと体も動かないし」というアプローチで上昇気流をもたらしており、清宮幸太郎の打率3割フィニッシュもその手腕の証とされている。高木氏も「完全に(指揮官の)手腕だよ」「(選手の)操縦法はすばらしくできている人」と絶賛している。

CSファーストシリーズ第1戦では、日本ハムが左腕の加藤貴之、ロッテが絶対エースの佐々木朗希を先発予定としている。日本ハムは今季佐々木と対戦した5戦で負けなしの成績を残しており、ロッテは持ち味の下剋上を果たせるか、注目の対決となりそうだ。