日本ハム・宮西尚生39歳、クライマックスシリーズ初セーブで8年ぶりファイナルステージ進出決めた感謝の思い

日本ハム・宮西尚生39歳、クライマックスシリーズ初セーブで8年ぶりファイナルステージ進出決めた感謝の思い

日本ハムがクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦でロッテと対戦し、5-2で勝利。2勝1敗となり、8年ぶりのファイナルステージ進出を決めた。試合は0-2で迎えた3回に清宮幸太郎内野手(25)が2点適時打を放ち同点とし、7回には水野達稀内野手(24)が勝ち越しの2点適時三塁打を打ち、試合を決定づけた。宮西尚生投手(39)が最終回を締め、3者凡退に抑えた。

試合後、宮西は9回の登板が決まり、エスコンフィールドの満員の観客が大歓声で迎えた。8球で試合を締めくくると、歓喜の輪の中心で笑顔を見せ、自身のCS初セーブをマークした。39歳4ヶ月でポストシーズンのセーブを記録するのは、昨年の日本シリーズ第3戦で39歳7ヶ月でセーブを挙げた平野佳寿(オリックス)に次ぐ2番目の年長記録で、左腕投手としては最年長となる。

試合後のお立ち台では、清宮と水野に続いて宮西がマイクを握り、「やりましたーー!!」と絶叫。「ここ数年のことを考えると、今この舞台に立てているのは本当に思いもしなかったので、とてもうれしいです」と喜びを語った。

清宮と北山は勝利の瞬間、目に涙が光ったと語った。「若い選手たちが一生懸命頑張ってここまで来たので、最後の最後に失敗したらどうしようというプレッシャーがあった」と安堵の表情を見せつつ、「監督のおかげで、みんなが成長してきました」とチームの成長と新庄監督への感謝を述べた。

さらに宮西は、「今日9回に行くとは言われてなかったので、いきなり言われてビックリしました。ありがとうございます」と場を和ませ、「帰ってきますよ、みんなでもう一度、ここで戦いましょう!」と宣言。「日本一までー」と力強く呼びかけると、清宮と水野も「行くだけ――!!」と声をそろえた。しかし、水野は「やるだけー!」とツッコミを入れ、清宮に軽く頭を叩かれていた。