「エンゼルスでの6年間を振り返り、ドジャースでの新たな挑戦」大谷翔平が移籍直後のインタビューで語った本音
ドジャースの大谷翔平選手が、ベースボールジャーナリストの石田雄太氏とのインタビューで、ドジャース移籍の理由やチームの印象について語った。
大谷は、エンゼルスとの違いについて、「エンゼルスは和気藹々とした雰囲気で、若い選手も多い。一方、ドジャースは年齢層が高めで、プロフェッショナルな雰囲気がある。チームとして団結しつつ、個人としてやるべきことを大切にしている」と述べた。
また、ドジャースの伝統について、「名門でありながら、新しいことに柔軟に対応している。お金を使って優秀な選手を獲得し、マイナーシステムも充実させている」と評価した。
大谷は、12年前に花巻東からドジャースに行くことを決めていれば、ピッチャーとしてマイナーからスタートしていたかもしれないが、7年前にファイターズからエンゼルスを選んだ際もドジャースは熱心に誘っていた。しかし、当時はナ・リーグにDHがなかったため、投打の2つを同時にこなすのは難しいと考えた。
2017年にエンゼルスを選んだ理由については、「当時は25歳ルールがあり、お金の面は度外視せざるを得なかった。投打の2つをこなす明確なビジョンを持つ球団がなかった。エンゼルスは、そのときの僕のフィーリングに合っていた」と説明した。
大谷は、エンゼルスでの6年間を振り返り、「素晴らしい環境で、ストレスフリーに野球ができ、ファンやフロント、選手たちの温かさに助けられた。ケガで試合に出られない期間もあったが、チームにとっても自分にとっても、2つをやりたい方向へ順調に進むことができた」と語った。
最後に、FAの交渉の際の感想について、「どの球団を選んでも正解だったと思う。人生には選択肢がたくさんあり、どの道を選んでも結果的に同じ先に着くこともある。何が正解だったのかは、死ぬ間際にならないとわからない」と述べた。