イチロー、オリックス監督候補に…中嶋監督退任後の“大物”候補も

イチロー、オリックス監督候補に…中嶋監督退任後の“大物”候補も

昨季までリーグ3連覇を達成していたオリックス・バファローズだが、今季は5位に沈んだ。この状況の中、中嶋聡監督がレギュラーシーズン終了後に退任を表明。新たに岸田護投手コーチが新監督に就任することが決まった。

一方で、岸田新監督以外にも指揮官候補と目された人物がいた。その一人が、イチローだ。

イチローは、1973年10月22日生まれで、身長180cm、体重71kg。愛工大名電高から1991年ドラフト4位でオリックス・ブルーウェーブ(現:バファローズ)に入団した。入団から2年間は一軍で苦労したが、1994年に大ブレイク。全試合出場を果たし、打率.385、210安打という驚異的な成績を残した。

その後も圧倒的な成績を維持し、2000年まで7年連続首位打者を獲得。最高出塁率や最多安打のタイトルも何度も獲得した。

2000年オフにはシアトル・マリナーズに移籍し、日本人野手として初めてメジャーリーガーとなった。メジャー1年目の2001年から10年連続で200安打以上を記録。特に2004年に記録した262安打は、いまだ破られていないMLB記録となっている。

その後、ニューヨーク・ヤンキースやマイアミ・マーリンズでも活躍し、2013年には日米通算4000本安打という大記録を達成。最終的に4367本の安打を放ち、2019年に現役引退を発表した。

引退後は、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターに就任。2021年にはマリナーズの球団殿堂入りを果たした。また、草野球チーム「KOBE CHIBEN」を設立し、女子高校野球選抜とのエキシビジョンマッチを開催するなど、女子野球の普及にも尽力している。

ただし、マリナーズで役職に就いている間は、監督やコーチとしてのオリックス復帰は現実的ではないとされている。