【漫画】39歳のクラスメイトが語る「薄毛治療より美容整形のほうがよっぽどお金がかかる」
漫画家・トリバタケハルノブ氏が自身の薄毛問題に悩む様子を描いた『東京ハゲかけ日和』の最新話では、薄毛治療と美容整形、そしてアラフォー男女の外見に対する気持ちについて考えています。
トリバタケ氏は、薄毛治療の薬を使用して発毛に成功したとしても、その状態を維持するためには継続的に薬を服用し続けなければならないことに驚きました。当初は、一度発毛に成功すればその後は通院や薬を飲む必要がないと思っていたそうですが、実際はそうではないことを知りました。
「治療」という言葉の意味を調べると、「病気や怪我を治すこと。病気や症状を治癒あるいは軽快させるための医療行為」と定義されています。クリニックで薬を処方してもらい、薄毛という症状が軽快するのならば、これは治療に該当すると言えます。
一方、美容整形で顔にヒアルロン酸やボトックスを定期的に注入することも、医療行為によってシワや顔パーツのコンプレックスが軽快するため、治療と呼んでも良いでしょう。ただし、どちらも保険が適用されないのが難点です。
トリバタケ氏は別の仕事で一緒に働いている女性と雑談の中で、薄毛治療と美容整形の費用について話しました。女性は「薄毛治療より美容整形のほうがよっぽど高い。化粧品も高いし下着も高い。女性はなにかにつけ時間とお金がかかる」と述べ、その迫真の表情にトリバタケ氏は笑ってしまいました。
この雑談の中で、トリバタケ氏は自分が「薄毛治療」と「美容整形」を同じジャンルのものとして語っていたことに気づきました。しかし、薄毛治療と美容整形には大きな違いがあるとも考えています。美容整形は鼻が高くなったりエラが小さくなったり、新しい自分になることができますが、薄毛治療は髪の毛が生えたところで数年前の自分に戻るだけです。
それでも、この「だからなんなのだ」という言葉に、この漫画の深いテーマが潜んでいるように感じています。