『光る君へ』モテ女・あかねの藤壺での鮮烈デビューが話題に 視聴者注目の第38話
6日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』の第38話「まぶしき闇」で、泉里香が演じるあかねが藤壺で鮮烈にデビューを飾るシーンが多くの視聴者の注目を集めた。
あかねは、左大臣・藤原道長(柄本佑)に推挙された新しい女房として、藤壺で中宮・藤原彰子(見上愛)の前に初めて出仕した。藤壺の廊下を歩きながら「藤の花のいい香りがするわ」と言うあかねからは緊張感のかけらも感じられず、その落ち着きは注目された。
宮の宣旨は、あかねに「和泉式部」という召名を伝え、彰子とその女房たちが一同に会した場で宣言した。しかし、あかねは「別れた夫の官職は、嫌でございます」と堂々と宣旨の申し出を拒否。「私の亡き想い人は、親王様ですので」と意地を張り、宮の宣旨に戸惑いと困惑をもたらした。
宮の宣旨は、「文句を言うでない。今日からそなたは和泉式部だ」とあかねの申し出を一蹴した。あかねは不服そうだが、「中宮様の御ために、精いっぱいお仕え申し上げます。どうぞ、よしなにお願いいたします」と頭を下げ、出仕の挨拶を終えた。
一方、左衛門の内侍(菅野莉央)や馬中将の君(羽惟)は、あかねの登場に不満を示した。「藤式部があのひとを呼んだのよ」と不満げな顔をした左衛門の内侍。「私たちには才がないから?」と馬中将の君も不快な表情を浮かべ、「才があるのを、2人でひけらかすのよ。これから」と、あかねという台風が藤壺を駆け抜けていく様子が描かれた。