【出雲駅伝】青学大・黒田朝日、3区で先頭に立つ 原監督の戦略通り
第36回出雲全日本大学選抜駅伝が14日、島根県の出雲大社前から出雲ドーム前まで45.1キロの6区間で開催された。3区(8.5キロ)では、優勝候補のチームが先頭争いを展開。青山学院大、駒澤大、国学院大を含む2位集団が追い上げ、創価大の山口翔輝(1年)を4キロ過ぎに追いついた。
6キロを過ぎた地点では、青山学院大の黒田朝日(3年)と駒澤大の山川拓馬(3年)が抜け出した。残り300メートルを切って、黒田が最後のスパートで首位に立ってタスキをつないだ。2区で3位に後退していた青山学院大は、再びトップの座を奪還した。
青山学院大の原晋監督は、6年ぶりの優勝を目指し「かっとばせ大作戦」と銘打って、1区からエースを見ての戦略を立てていた。前日の会見では「黒田で先頭に躍り出て独走態勢を築ければ理想の展開だと思っています」と語っていた。
最終的な2位には駒澤大、3位には国学院大が入り、期待続けられた接戦を制したのは青山学院大となった。