九鬼静が広島弁でドスをきかせる!「ザ・トラベルナース」の中井貴一が見せる新たな一面

九鬼静が広島弁でドスをきかせる!「ザ・トラベルナース」の中井貴一が見せる新たな一面

以下は、提供されたニュース記事のリライト版です。

中井貴一の演じる九鬼静は、退院が近づくと突然あちこちの痛みを訴える患者を診るシーンで、2週間ぶりに広島弁を発動します。普段は物腰のやわらかい九鬼静が急変して広島弁ですごむ姿はこの作品の名物シーンの一つでもあり、心待ちにする視聴者も多く、SNSに喜びのコメントが並んだ。

このドラマは、手術の際に医師を補助し一定の医療行為を実施できる「NP(=ナース・プラクティショナー)」の那須田歩(岡田将生)と謎多きスーパーナースの九鬼静のクセ強看護師コンビが“患者ファースト”の精神で医療現場を改革していく痛快医療ヒューマンドラマの第2シーズン。

今シリーズの勤務先は、地域医療の中核を長年担ってきた基幹病院「西東京総合病院」。同病院では、新院長・薬師丸(山崎育三郎)が「正しい医療、正しい働き方」を掲げて、働き方改革を中心とした組織変革に次々と着手。現場の状況より自分の理想を優先して強引に改革を進める薬師丸に、九鬼静と那須田歩は闘いを挑んでいく。

ある日の院内会議で、院長の薬師丸は、医師らに、外科部長の神保(要潤)が“突然辞めた”せいで負担をかけている事を詫びた。しかし、実際は、自分の考えに従わなかった神保を薬師丸自ら追い出したのだ。

その後、薬師丸は、これまで同病院では各科の連携が取れていないせいで、患者が院内でたらい回しになったり、長い時間待たされたりしていた状況を変える為に、「病院全体で患者を診るように」と、各科が協力し合う事を医師たちに命じた。

そんな中、入院患者の三原(馬場徹)が激しい腹痛を訴えた。穿孔性の虫垂炎だったようで、昨日腹痛で搬送されてきたのだが、担当医の大貫(マキタスポーツ)は、穿孔性かどうか確定できず、一晩様子を見たのだった。大貫は「搬送された時点で手術をするべきだったのでは?」と意見した那須田歩に、自分の判断は間違っていない、と言い、「ナースが診断するな!」と逆ギレした。

その後、三原は突然再びの腹痛を訴え出したのだが、エコーも血液検査も異常無し。手術の傷口も化膿していないし、大げさに痛がるにしてもそこまでの傷ではない。とりあえず、退院は延期となった。

九鬼静は、三原の退院前の様子から、まだ何か病気が潜んでいると考え、三原の自宅へ出向き、別の病院を手配したので明日検査を受けるようにと伝えた。だが、三原は「きっと精神的なものだから」と、断った。

しかし、九鬼静は、どうしてもこのままにしたくないと考え、別の作戦で三原に潜んでいた別の病気を見つける事に成功した。結局三原の症状は、上腸間膜動脈症候群というもので、食後に痛みが出やすく、しばらくすると治まる事がある為に分かりづらかったようだ。 那須田歩は、三原を仮病だと決めつけて看護担当の福美(野呂佳代)の言葉を信じなかった自分の間違いを認めて、福美に謝った。

九鬼静は、治療を終えた大貫らを廊下で待っていた。そこへ薬師丸が通りがかり、その様子を冷酷な目つきで眺めていた。そして大貫らを無視して通りすぎ、九鬼静の前で立ち止まり、三原が無事でよかったと言った後に続けた、「順序を含めて、人事改革を根本的に見直す必要がありそうですね」という、この言葉が、どんな意味を持つのだろうか…。