伊藤沙莉主演「虎に翼」第125話、美佐江の死と最後の言葉に視聴者衝撃

伊藤沙莉主演「虎に翼」第125話、美佐江の死と最後の言葉に視聴者衝撃

伊藤沙莉主演「虎に翼」第125話、美佐江の死と最後の言葉に視聴者衝撃

2024年9月20日、女優の伊藤沙莉が主演を務めるNHK連続テレビ小説『虎に翼』の第125話が放送され、視聴者に大きな衝撃が走った。この回では、寅子(伊藤沙莉)が美雪(片岡凜)の母・美佐江の死を知るという驚愕の展開が描かれた。

寅子と佐江子の出会い

ある日、寅子の元に美雪の祖母・佐江子(辻沢杏子)が訪ねてきた。佐江子は、寅子が新潟で出会った高校生・美佐江(片岡凜)の母親であることを告げ、美佐江と向き合おうとしていた寅子に謝罪の言葉を述べた。「あの時は娘を助けてくださろうとしたのに、本当に申し訳ありませんでした」と佐江子は涙ながらに語った。

美佐江の死と手帳

佐江子は、美佐江が亡くなったことを明かした。「美佐江は死にました。美雪が3歳になった直後、車にひかれて…」と、悲しい事実を告げた。さらに、美佐江が最期に残した手帳を寅子に手渡した。手帳には、「美雪 愛してあげられなくてごめんね」という言葉が記されており、続くページには赤い腕飾りが挟まっていた。

手帳には、美佐江が仲間に窃盗や売春を指示していたことや、東京の大学に進学してからの苦しい思いがつづられていた。「私はたしかに特別だった。私が望めばすべてが手に入った。すべてが思い通りになった」という言葉の後、「けど、この東京で私はただの女にすぎず、掌で転がすはずが知らぬ間に転がされていた。次々に沸く予期せぬことに翻弄された」と、美佐江の内面の苦悩が描かれていた。

最後には、「あの人を拒まなければ何か変わったの?あの人は私を特別にしてくれたのだろうか?」と、寅子への思いがつづられていた。

寅子の心情

寅子は美佐江の死と最後の言葉に言葉を失い、涙を浮かべながら手帳を読んだ。美佐江を遠ざけてしまった日を思い浮かべ、ナレーション(尾野真千子)によって「あの日、あと1歩だったのだ…。それなのに…。それなのに私は…。私のせいで…」と、自責の念にかられる寅子の心情が語られた。

視聴者の反応

この回の放送後、視聴者からは多くの反応が寄せられた。「やっぱり美雪と美佐江は親子だったんだ」「美佐江が自ら死を選ぶなんて」「辛すぎる」「衝撃」「胸が痛い」「すごく苦しい」「心の闇は深かった」「こんな結末になるなんて想像もしなかった」「キツすぎる」など、美佐江の運命に深い同情を示す声が多数あった。

『虎に翼』の概要

『虎に翼』は、日本初の女性弁護士である三淵嘉子さんをモデルに描くリーガルエンターテインメント。主人公の猪爪寅子(いのつめ・ともこ)、通称・トラコを伊藤沙莉が演じ、その波乱万丈な人生と成長を描いている。第110作目の連続テレビ小説として、多くの視聴者に支持されている。

この回の展開は、物語の深みを増し、視聴者の心を揺さぶる内容となった。今後の展開に注目が集まる。