『虎に翼』最終週:寅子の後悔と新たな挑戦

『虎に翼』最終週:寅子の後悔と新たな挑戦

『虎に翼』第126回:寅子の新たな挑戦と過去の後悔

NHKの連続テレビ小説『虎に翼』は、激動の昭和時代に法曹の道を歩んだヒロイン・寅子(伊藤沙莉)の生涯を描く物語です。最終週(9月23日~27日放送)では、少年法改正の問題と共に、寅子が新潟でのある後悔と向き合うことになります。彼女は自身に残された「裁判官としての時間」をどのように歩んでいくのか、注目が集まっています。

第126回(9月23日放送)では、寅子が審判を担当することになった少女・美雪(片岡凜)が、寅子がかつて新潟地家裁に赴任中に出会った高校生・美佐江の娘であることが明らかになりました。美佐江の遺された手記から、彼女が迎えた最期が明かされた前週の展開を受けて、寅子は美雪の祖母・佐江子(辻沢杏子)から孫を助けてほしいと懇願されます。この出来事により、寅子は新潟時代の大きな後悔と向き合うことになります。

一方、星家の長男・朋一(井上祐貴)は、法律の世界から離れることを寅子と航一(岡田将生)に報告しに訪れます。彼の決断は、周囲に大きな影響を与え、それぞれの道を歩むことの意味を改めて考えさせます。

また、美位子(石橋菜津美)の事件を担当する弁護士のよね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)は、大法廷での弁論に向けて練習を開始します。彼らの努力と協力が、事件の解決にどのようにつながるのか、期待が高まっています。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士であり裁判官となった一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語です。最終回は9月27日放送(全130回)で、9月30日からは女優・橋本環奈がヒロインを務める『おむすび』がスタートします。

『虎に翼』は、法曹界の女性としての苦難と成長、そして人間関係の深さを描き、視聴者に多くの感動と思考をもたらしています。最終週では、寅子がどのように過去と向き合い、未来へと進んでいくのか、ぜひお見逃しなく。