「極悪女王」裏話:ドラマポスターデートが鈴木おさむ氏の誕生日だった理由
元放送作家の鈴木おさむ氏(52)が、映画コメンテーター有村昆のYouTubeチャンネル「有村昆のアリコンch【映画紹介・TESLA】」にゲスト出演し、Netflixドラマ「極悪女王」の裏話を明かした。このドラマは、1980年代にカリスマ的人気を博した女子プロレスラー、ダンプ松本の知られざる物語を描く半自伝作品で、19日から配信が開始された。
ドラマでは、ダンプ松本役をお笑いタレントのゆりやんレトリィバァ、長与千種役を女優の唐田えりか、ライオネス飛鳥役を女優の剛力彩芽が演じている。鈴木氏は本作の企画・脚本・プロデュースを務め、その制作過程でさまざまなエピソードが生まれた。
特に印象的だったのは、ドラマ内に登場する大会ポスターの日付に関するエピソードだ。本来、当時の大会は2月22日に行われたはずだったが、ドラマでは4月25日と表示されていた。鈴木氏は最初、これは偶然だと思っていたが、助監督に確認したところ、驚くべき事実が明らかになった。
4月25日は鈴木氏の誕生日であり、助監督は撮影当時に鈴木氏の引退を聞いていたため、その日付を意図的に選んだという。プロデューサーもこのサプライズ演出に気づいており、鈴木氏の引退とダンプ松本の引退をひっかけて設定したとのことだった。
鈴木氏はこの話を聞いて、「本当にうれしくて、僕は泣きました」と感動の涙を流した。このエピソードは、制作陣の細やかな配慮と、鈴木氏への敬意を示すものであり、「極悪女王」の制作過程における人間ドラマの一端を垣間見せている。