大河ドラマ「光る君へ」新キャラクター・双寿丸、謎の武者として登場

大河ドラマ「光る君へ」に新キャラクター・双寿丸が登場

大河ドラマ「光る君へ」（NHK総合・日曜午後8時～）の次週、29日放送の第37回予告動画に、伊藤健太郎が演じる新キャラクター・双寿丸（そうじゅまる）が登場することが明らかになった。

双寿丸は、主演の吉高由里子が演じる紫式部（まひろ）の娘、賢子を盗人から救ったことで、まひろの屋敷に出入りするようになる。この経験を通じて、双寿丸はまひろとも知り合うことになる。双寿丸は武者としての生き方に独自の考えを持ち、その姿勢に興味を持った賢子は彼にひかれていくという設定だ。

双寿丸はオリジナルキャラクターであり、その素性は謎に包まれている。しかし、賢子がひかれていく存在であることから、二人のロマンスも期待できると視聴者から注目を集めている。

これまでの「光る君へ」では、まひろと深く関わるオリジナルキャラクターが数多く登場している。例えば、散楽の一員で義賊の直秀（毎熊克哉）は、まひろに「おかしきことこそめでたけれ」という物語を執筆するうえでの大切な精神を教え、道長との恋のキューピッド的な役割も担った。また、まひろが越前の地で出会った宋の見習い医師・周明（松下洸平）は、複雑な生い立ちを明かし、徐々に親密になっていったが、後に彼が特定の目的のために近づいていたことが発覚し、視聴者に大きな衝撃を与えた。

これらのキャラクターは、脚本の大石静によって生み出され、多面的な人物像が多くの反響を呼んだ。双寿丸も直秀や周明に並ぶ魅力的なキャラクターとなるか、注目が集まっている。

伊藤健太郎は、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』（特攻隊員役）の演技で第47回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した実力派俳優である。大河ドラマへの出演は本作が初めてで、出演発表時には「初めての大河で、しかも『アシガール』、『スカーレット』でお世話になった内田（ゆき）チーフ・プロデューサーをはじめとするスタッフさんとのお仕事、出演キャストの皆さんとのお芝居がとても楽しみです」とコメントを寄せていた。

双寿丸の登場により、「光る君へ」の物語はさらに深みを増し、視聴者の期待が高まっている。次週の放送が楽しみだ。