「スノードロップの初恋」: 死神と人間の運命的な出会いを描くファンタジックラブストーリー

「スノードロップの初恋」: 死神と人間の運命的な出会いを描くファンタジックラブストーリー

「スノードロップの初恋」制作発表会の様子

9月23日、東京・東京メディアシティでドラマ「スノードロップの初恋」の制作発表会が開催され、キャストの宮世琉弥、小野花梨、曽田陵介、岩瀬洋志、杉本哲太が出席した。

本作は、「人を愛したことがない死神」と「人に尽くしてばかりの女性」が織りなすラブストーリー。初めて人間界に降り立った死神・片岡朔弥(かたおかさくや)が、幼くして父親を亡くし、唯一の肉親である弟を育てるために自分の人生を捧げてきた望月奈雪(もちづきなゆき)と出会い、次第に惹かれ合っていく様子が描かれる。宮世琉弥が朔弥、小野花梨が奈雪、曽田陵介が奈雪が勤めるファミリーレストランチェーン・FORTUNAの社長の息子・伊勢和真、岩瀬洋志が奈雪の弟・望月陸、杉本哲太が和真の父でFORTUNAの社長・伊勢政和を演じる。

撮影が始まって3週間ほど経ったという本作。連続ドラマ初主演となる宮世琉弥は、「朔弥は死神なので五感もないし、感情もあまりない。お芝居をするうえで、それは楽なのかなと思っていたんですが、撮影が始まると難しいことに気付きました。朔弥は徐々に感情を覚えていくことにはなるんですが、1話の撮影は特に大変でしたね」と振り返った。これを横で聞いていた小野花梨は、「宮世さんご本人が持つ、ハートフルでキュートな感じがどうしてもにじみ出ていて。朔弥に惹かれていく奈雪に共感しながら演じられています」と語り、宮世は「そんなこと思ってくださってたんですか!?(笑)」と喜んだ。

曽田陵介は自身が演じる和真が朔弥、奈雪と三角関係を繰り広げることに触れつつ、「朔弥はストレートですが、和真は言葉を選びつつ奈雪を支えていくキャラクター。その違いが魅力的に映れば」と期待を込めた。岩瀬洋志は、「陸は今までに演じたことがないタイプの役ですが、皆さん優しくて明るい現場なのでお芝居がしやすいです!」とニコニコ報告。現場に同世代が多いことに話が及ぶと、小野は「皆さんイケメンだからという“威圧感”もなく。親しみやすいイケメンをそろえてくださって感謝しています」と言い、会場に笑いを起こした。

杉本哲太はドラマ「ホスト相続しちゃいました」に宮世とともに出演していたものの、「スノードロップの初恋」で初めて共演シーンがあったという。「今回がっつり共演できるのがうれしくて、初日に思わずハグしちゃいました」と茶目っ気たっぷりに語り、「朔弥と伊勢は2話ぐらいで、距離が縮まっている関係。距離を詰めたくて、ガッ!と行きました」と回想した。宮世は「ゼロ距離でした(笑)」と思い返しつつ、「すごく緊張していたのですが、そのハグのおかげで緊張も解けて。素敵な方だなって」と伝えた。

イベント中盤には死神と恋に落ちる本作にちなみ、恋に落ちてみたい理想の相手についてキャストたちがトークを展開。宮世は「ペットとお話しできたらなって。犬とか猫と付き合いたいです……」と切り出しつつも、小野から「その話、大丈夫!?」と心配の声が飛ぶと、「ヤバいぞ、これは(笑)」と焦り出す。しかしそんな小野も「恐竜と付き合いたいです」と言い出し、「すごく強い人が好きなんです。でも絶滅している。強さと儚さを兼ね備えている魂と向き合いたいです」と説明し、会場の笑いを誘った。続く曽田と岩瀬は「アニメに出てくる、ドSっぽいけどデレっとするキャラクターと付き合いたい」と意気投合。最後のバトンを受け取った杉本は「天使ですね。自分はイライラすることがあるので、天使と付き合うことによって心が天使のようになれば!」ときれいに締めくくり、ほかのキャストから感謝されていた。

最後に宮世は、「死神が人間界に降りてくるというあらすじを見て、ファンタジーなのかな?と思う方もいると思います。でもそんなこともなくて。皆さんいろんな感情に初めて出会った瞬間があったと思うんですが、そんな感覚がよみがえってくる温かいドラマです。楽しみにしていてください」と呼びかけ、イベントに幕を引いた。

「スノードロップの初恋」はカンテレ・フジテレビ系の「火ドラ★イレブン」枠で10月1日にスタートし、毎週火曜23時からオンエア。脚本はまなべゆきこ、横尾千智が執筆し、演出は紙谷楓と北坊信一が担当する。

補足情報

「スノードロップの初恋」は、死神と人間の恋愛を描いたファンタジックなラブストーリーで、主人公の片岡朔弥が人間界で初めての感情を経験する姿が大きな見どころとなっている。宮世琉弥の演技力と、小野花梨の自然な演技が、物語の魅力を引き立てている。また、他のキャスト陣もそれぞれの役柄に深みを加え、視聴者を引き込む展開が期待される。

本作は、ファンタジー要素と現実的な人間ドラマが見事に融合しており、視聴者に新しい感動を届けること間違いなし。10月1日からの放送を楽しみに待つファンも多いことだろう。