「海のはじまり」最終話:親子の絆と成長を描くドラマが感動のラスト

「海のはじまり」最終話:親子の絆と成長を描くドラマが感動のラスト

ドラマ「海のはじまり」最終話放送、視聴者から感動の声

23日、目黒蓮が主演を務めるドラマ「海のはじまり」(フジテレビ系)の最終話が放送されました。本作は、脚本の生方美久氏、監督の風間太樹氏、プロデューサーの村瀬健氏という「silent」チームが再集結し、オリジナル作品として制作されました。物語は、ある日、自分と血のつながった娘がいることを知った青年・月岡夏(目黒蓮)の姿を描く“親子の愛”の物語です。

最終話では、夏が床に敷いた布団で目を覚ますシーンから始まります。視界には海(泉谷星奈)のランドセルやぬいぐるみが見えますが、海の姿はありません。「…海ちゃん」と呼びかける夏ですが、返事はなく、部屋は静まり返っています。

一方、南雲家で目を覚ました海は、寝ぼけながら居間へとやってきます。「夏くん…」と呼びかける海ですが、そこにいるのは朱音(大竹しのぶ)と翔平(利重剛)だけ。朱音から「自分で帰らないって言ったんでしょ」と言われ、返す言葉のない海は、パジャマ姿のまま寝そべります。朱音と翔平は「朝ご飯を食べようよ」と声をかけますが、海は「食べたくない」とそっぽを向きます。

朱音は台所で握ったおにぎりを海に差し出し、「食べなきゃダメ。生きなきゃいけないから」と言います。そして、水季が亡くなった日におにぎりを食べた話を海に語ります。このシーンは、海の心に深く響き、視聴者も涙を誘いました。

やがて、夏のスマホに弥生(有村架純)から着信が入ります。夏が電話に出ると、弥生は海からの伝言があると告げます。この瞬間、夏と海の間で繰り広げられる感情のやりとりが、視聴者を強く引き付けました。

放送終了後、SNS上には多くの感想が寄せられました。視聴者の一人は、「水季の手紙の内容が感動的だった。すてきなドラマありがとう。またこのチームの作品が見たい」とコメント。また、「最終回はずっと涙が止まらなかった。海ちゃんと夏くんの海辺のシーンは胸が熱くなった」という感想も多数見られました。さらに、「最後の大竹しのぶさんの『娘が自分より先に亡くなる』の話から涙腺崩壊」という声も寄せられました。

また、夏と弥生の関係についても、「夏くんと弥生ちゃんは復縁してほしかったけれど、今の関係性もすてきだなと思いつつ…めっちゃ泣いた」という感想が見られました。

本作は、夏と海の父子の姿を通じて、親子の愛と成長の物語を描きました。視聴者からは、「親としてこんなにも深く考えさせられたドラマはなかった。水季の『海には自分の足で自分の選んだ道を進んでほしい。夏くんは後ろから見守ってほしい』という言葉が特に心に刺さった」という声も寄せられました。また、「子育て真っ最中、子どもに自分の価値観を押し付けたくないし、自分でやることを決めて、そのことを頑張れるように助けてあげたいと改めて思った」という感想も見られました。

さらに、「親から子どもへの1番の愛情は選択肢を与えてあげること。これって簡単なようで、すごく難しい」という声も寄せられ、本作が視聴者に深い思考を促したことが伺えます。

ドラマ「海のはじまり」は、親子の愛と成長の物語を通じて、視聴者に多くの感動と深い思考をもたらしました。最終話の放送後も、視聴者の心に残る作品として評価されています。