原英莉花、日本女子オープン連覇と3勝目を目指し意気込み語る
女子プロゴルフツアーのメジャー第3戦、日本女子オープンの指定練習日が25日、茨城県の大利根CC西コース(6845ヤード、パー72)で行われた。2020年、2023年大会覇者の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が公式会見に出席し、意気込みを語った。
原は、樋口久子、畑岡奈紗、勝みなみに続く4人目の連覇や、樋口、ト阿玉(台湾)、畑岡に続く4人目の大会3勝を目指す。「優勝したい気持ちは強いが、何よりもタイトルが大きなものなので、調子というより気持ちで戦いたい」と力強く語った。
コースについては、「ショートアイアンで狙えるホールはほとんどなく、ミドルアイアンやロングアイアンが必要。セカンドショットの精度やティーショットのフェアウェーへの置き方が重要」と分析。特に上がり3ホールは「難しいホールになると思うので注意したい」と述べた。
24日夜には歴代優勝者が集うチャンピオンズ・ディナーに出席し、「すごく緊張した」と振り返る。乾杯のあいさつを任され、「まさか自分が」と驚いたという。「今年はJGA(日本ゴルフ協会)さんの100周年なので、大会の盛り上げ役になれるように頑張りたい」とあいさつした。
昨年は福井県の芦原GC海コースで、菊地絵理香との優勝争いを制し、大会2勝目を挙げた。師匠の尾崎将司には今年初め、「いついい成績を出してくれるんだ」と言われ、「今年(今シーズン)頑張ります」と返した。しかし、今年はトップ10が5回で優勝がなく、「春先から優勝目指して頑張ってきたが、ここまで勝ちもないし、いい争いもできていない。ジャンボさんに会わせる顔もない」と苦笑い。それでも、「ここで優勝争いをして優勝できたとしたら、ジャンボさんに胸を張ってあいさつできると思うので頑張りたい」と誓った。
通算5勝中3勝がメジャーと大舞台に強い原は、「予選ラウンドを上位で通過して、得意なツーサム(決勝ラウンドの2人1組)の戦いで力を発揮できるように」と、攻略法を見据えていた。