「今日の空が一番好き」恋愛小説が映画化、大九明子監督と若手キャストが贈る感動のラブストーリー

「今日の空が一番好き」恋愛小説が映画化、大九明子監督と若手キャストが贈る感動のラブストーリー

映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』が2025年4月に公開される。この作品は、コント師ジャルジャルの福徳秀介が2020年に小説家デビューを果たした恋愛小説を実写化したもので、主演は萩原利久と河合優実が務める。監督は『勝手にふるえてろ』や『私をくいとめて』などで知られる大九明子が担当している。

9月25日に開催された第37回東京国際映画祭のラインナップ発表記者会見では、本作がコンペティション部門に出品されることが決定。大九監督は「東京国際映画祭は私にとってとても大切な映画祭です。『勝手にふるえてろ』で初めてコンペティション部門に選ばれ、観客賞を獲得した瞬間は今でも鮮明に覚えています。今回の出品も非常に光栄で、何か貢献できることがあれば喜んで取り組みたいと思っています」とコメントした。

本作は、冴えない大学生・小西徹と彼が恋に落ちる桜田花の物語。若い俳優たちの演技が高く評価されており、市山プログラミング・ディレクターは「若い俳優たちの素晴らしい演技が堪能できる作品です」と絶賛。大九監督は「若い人々の日常や思いを丁寧に描き、長回しで撮影することで彼らの魅力を最大限に引き出しました。観客の皆さんにどのように受け取っていただけるか、とても楽しみです」と自信をのぞかせている。

また、コンペティション部門出品決定を記念して、小西と桜田の出会いと恋の始まりを捉えた新たな場面写真が解禁された。ぎこちない距離感が恋のはじまりを予感させ、ふたりがどのように近づいていくのか、そして彼らに起こる衝撃の出来事とは——。何でもないけど愛おしい日常を過ごす大学生の姿に注目だ。

【作品概要】 『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』 2025年4月全国公開

原作:福徳秀介『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(小学館刊) 監督・脚本:大九明子 出演:萩原利久、河合優実 製作:吉本興業、NTTドコモ・スタジオ&ライブ、日活、ザフール、プロジェクトドーン 製作幹事:吉本興業 制作プロダクション:ザフール 配給:日活

<物語> 思いがけない出会いから始まった、最高純度のラブストーリー。冴えない大学生活を送る小西は、学内唯一の友人・山根や銭湯のバイト仲間・さっちゃんとの日常を過ごしていた。ある日、授業の終わりに見かけた桜田の凛々しい姿に目を奪われ、思い切って声をかける。偶然が重なり、急速に意気投合する中、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と桜田が口にした言葉が小西の心に刺さる。その言葉は、半年前に亡くなった大好きな祖母の言葉と同じで、桜田と出会えた喜びにひとり震える。ようやく自分を取り巻く世界を少しだけ愛せそうになった矢先、運命を変える衝撃の出来事が二人を襲う——。